野村グループのインターネット専業であるジョインベスト証券は19日から、原則として返済期限のない「無期限信用取引」の取り扱いを始める。貸出金利(信用金利)を年2.16%とネット専業証券で最低水準に抑え、顧客獲得を狙う。

無期限の信用取引をめぐる競争は激しくなっている。松井証券が9月から、無期限信用取引の株式売買の手数料をゼロに引き下げたほか、楽天証券は金利を引き下げた。ジョインベスト証券は信用金利を大幅に低くし、低金利で長期間、投資しやすいようにする。

信用取引は借金で投資する手法。少ない元手で比較的大きな金額の株取引ができる一方で、株価下落などで損失が膨らむ可能性がある。


(日本経済新聞 - 2006/11/06)